アスリートフードマイスターという言葉を聞いたことはあるでしょうか？食に関わる資格であることは想像できると思いますが、いったいどんな資格なのでしょうか？芸能人にも取得者が多く、今注目の資格のひとつなんです！

里田まいさん、彼女はアスリートフードマイスターの先駆者です。ヤンキースの田中将大投手の奥さんで、栄養面から田中選手を支えていると言われています。お料理をブログにアップしているのは有名ですよね。

ダレノガレ明美さん、彼女は「ダレノガレ式ダイエット」で21kg痩せたことで有名です。彼女もこの資格を持っており、職に関する深い知識を活かして、見事にダイエットに成功したと言われています。

成嶋早穂さん、彼女はドジャースの前田健太投手の奥さんです。里田まいさん同様、栄養面で旦那さんをバックアップしています。

多くの有名人も取得しているアスリートフードマイスターとはどのような資格なのか？その活躍の場は？取得のための難易度は？を紹介します。

食を通してアスリートのパフォーマンスを最大化する

アスリートフードマイスターは、株式会社アスリートフードマイスター が事務局を務める民間資格です。アスリートフードマイスターは、フードディスカバリー株式会社が母体となっています。フードディスカバリー食品関係の資格を発行する各種協会を運営している会社で、アスリートフードマイスターはそのひとつです。

アスリートフードマイスターのミッションは、食を通してアスリートのパフォーマンスを最大化することです。食事で失敗しないために、年齢や競技別に、いつ、何を、どのように食べればよいかというノウハウを身につけることができます。アスリートのみならず、指導者である監督やコーチ、応援する家族にとっても、有用な資格です。

取得できるスキルとしては以下が挙げられます。
① 競技別、年齢別、タイミング別に食事を設計することができる。
② 従来の難しい食事指導を、分かりやすく伝えることができる。
③ 栄養性や安全性に十分配慮した素材を選ぶことができる。
④ 栄養素を中心とした食事指導だけでなく、食の楽しみ・重要性を伝えることができる。

アスリートフードマイスターの活躍の場

その資格の特色上、すぐに収入や地位向上につながるものではありません。
しかし、現在スポーツに携わっている仕事であればその付加価値として、もしくは家族や身近な人へのサポート力アップとしてすぐに実践していただけるものです。

仕事で活用する
・講座で学んだことを活かし、アスリートに対して食の面から指導やアドバイスができます。講師として活躍したり出版したりもできます。特にスポーツトレーナーがスキルアップのために取得することをオススメします。

アスリートのサポートをする
・講座は、アスリートに合わせた食のアドバイスや献立作りができるようになることを目的としており、食事計画を立てることができるようになります。監督、コーチ、寮母さんなど、アスリートを支える立場の人にとってすぐに活用できます。

スポーツをする子供のサポートをする
・保護者や指導者の方にとって、子供の成長過程にあわせた食事づくりができるようになります。正しい食事面での知識をもって子供への適切な指導（食育）が可能です。

その他、アスリート本人、スポーツ愛好家の方にとっても、有用な知識とスキルをもつことがで、食を通じたパフォーマンス向上・最大化を図ることができるでしょう。

アスリートフードマイスターの難易度

アスリートフードマイスターは3つのコース（資格）が用意されています。

① アスリートフードマイスター1級コース
・プロ或いはハイアマチュアアスリートの健康な体づくりと、よりよいパフォーマンス発揮のために、One to Oneのアドバイスができることを目指すコースです。

② アスリートフードマイスター2級コース
基礎編で学んだ理論をアスリートへの食事アドバイスに活かせるようになれる実践コースです。

③ アスリートフードマイスター3級コース
アスリートフードの理論を学ぶ基礎コースです。

それぞれの受講費用、カリキュラム、受講体型そして合格率は以下になります。

※アスリートフードマイスター1級は2016年6月開講のため合格率は現時点で不明です。

資格取得のためには、費用もけっこうかかりますね。それなりに気合を入れて取り組まないといけません。

アスリートフードマイスターは注目の資格！

スポーツと食との関係は、近年注目されています。リオオリンピックでも、日本選手団が十分な栄養を確保できるよう、「ハイパフォーマンスセンター」という専用施設が作られました。その結果、日本は過去最高のメダルを獲得することができましたよね。

スポーツ選手はもちろんのこと、それを支える人にとっても注目すべきアスリートフードマイスター。資格取得には費用な時間の苦労はかかりますが、そこで得られた知識やスキルは、多くの場面で、長期間に渡って活かすことができます。今注目の資格ですね。

現在は認定資格としての位置づけにすぎませんが、今後はその有無により、収入や地位に大きく影響する資格となるでしょう。