テレビでしかスポーツ観戦をしたことがなかった人が、生観戦に興味を持ち球場へ足を運ぶようになることは、私にとってとても嬉しいことです。そして初めての生観戦で最高の体験をしていただき、いつでも・好きな時に・自由に世界中のスポーツを生観戦されることを期待しています。「いつでも・好きな時に・自由に なんて無理!」ということはこれまで自分で勝手に判断していたことであり、このブログに書いてあることを実践していただければ、いかに簡単なことかを理解していただけるはずです。
私の親戚の話ですが、スポーツ観戦に全く興味のないおじさんがいました。スポーツはニュースで知るのみで、球場に行っての観戦などしたこともありませんでした。数年前に定年を迎えましたが、仕事人間だったためとりわけ趣味もなく、「何かをしなければ!」という思いにかられたそうです。おじさんが過去に野球をやっていたのは伺っており、某プロ球団の球場も近かったため、野球観戦に誘ってみました。老後の楽しみとして野球観戦を持ってもらってもよいかなと思ったためです。最初はあまり乗り気ではありませんでしたが、こちらがチケットを用意し半ば無理やり連れ出しました。試合開始直前ではなく、選手がフィールドで練習している時間帯から球場入りしました。「昔取った杵柄(きねづか)」ということわざがあるように、おじさんはその瞬間から興奮し始めたのを思い出します。初めて見るドーム球場、照明の明るさ、人口芝の青さ、選手の大きさなど、全てに感動していました。
おじさんが野球観戦初心者ということは理解しており、そういった人が大きな感動を味わえるような準備段取をしていきましたので、私の作戦は的中しました。その時の作戦も含めて、野球観戦の初心者向けのガイドを紹介します。