アメリカ人にも自慢できるアメフトポジション紹介〜LB(ラインバッカー)〜

アメフト ポジション LB

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こんにちはMr.レフェリーです。「いつでも、自由に、好きな時に、スポーツ生観戦ができるライフスタイル」を提案しながら、大好きなアメフトをみなさんに知ってもらいたいと願っています。

第六回はLB(ラインバッカー)です。一般的なポジションの説明、そして「選手に一番近いところにいる審判だからこそ語れる」ポジションの特徴、さらに本場アメリカン人にも自慢できるポジションにまつわる話を紹介していきます。LBはディフェンスラインとディフェンスバックの間に位置し、オフェンスの繰り出すプレイ全てに関わるポジションです。オフェンスのリーダーがQBなら、ディフェンスのリーダーはLBです。ディフェンスチームを統率するリーダーシップ、大きなOLのブロックに立ち向かう勇気とフィジカルを兼ね備えたプレイヤーがLBなのです。それゆえに、多くのチームでLBがチームキャプテンを務めています。私は昔からLBを「ディフェンスのハート&ソウル」と呼んでいます。チームの魂なのです。そんなLBについて紹介します。

ラインバッカーの役割

アメフト ポジション LB
ディフェンスの真ん中に位置するLBの役割は多く、ランニングプライの時はボールキャリアにタックルし、パスプレイの時はパスカヴァーをします。ランニングプレイであれば、DBはそれほど仕事はありませんが、LBに関してはオフェンスのプレイ全てに絡みます。常に動き続けるタフガイでないとこのポジションは務まりません。そんなLBにはインサイドラインバッカー(以下ILB)とアウトサイドラインバッカー(以下OLB)の二つの役割があります。

 

1. 真ん中のプレイを守るILB
ILBは真ん中の早いランプレイを止めます。真ん中のプレイはプレイのスピードも早く、一歩でも迷っていると命取りになります。OLの動きからランプレイ/パスプレイを瞬時に判断し、思いっきり動くことが要求されます。

 

2. オープンプレイを守るOLB
OLBはオープンプレイを止めます。オープンプレイは広いエリアを守るので、スピードが要求されます。また、プレイを遅くしてILBなどがタックルするタイミングを作ったり、WRがパスコースに出てくるのを防いだりします。スピードとポジショニングが要求されます。
アメフト ポジション LB
LBはそのプレースタイルから『ヒットマン(殺し屋)』と呼ばれています。スポーツなので、もちろん相手選手を本当に殺してはいけませんが、ボールキャリアを追いかけてタックルする(仕留める)ことからそう呼ばれています。

加えて、大きな相手に対して『ヒット』するという動作もそう呼ばれる所以です。特にILBが対戦する相手は、自分よりも大きく重いOL。OLが突進してくるのを正面から受けて押し合いをすれば、どんなLBでも負けます。LBのプレイは、OLと押し合いをして勝つことではなく、ヒットを加えて一瞬相手の動きを止めて、その間に素早く動きボールキャリアを仕留めることなんです。このヒットに必要なのは体重移動とタイミングで、自分の全体重を乗せて相手の一点に集中してヒットします。大きな相手に向かってヒットすることは勇気も要ることなので、その恐怖に打ち勝つ自信もLBに必要なのです。

「ヒットとタックルができないLBはいらない!」そんな激を飛ばしているコーチをよく見かけます。

伝説のLB ローレンス・テイラー

アメフト ポジション LB
それまでのディフェンスの概念を変えた男と言われる選手がLBに存在します。NYジャイアンツで活躍した伝説のLBローレンス・テイラー。オフェンスに対してリアクションで対応していたディフェンスを、アクション、つまり仕掛けるスタンスに変えたのが彼です。例えば、プレイ開始と同時にスクリメージラインを越えてQBサックを狙うブリッツという攻撃、これは彼がディフェンスコールを無視して行ったプレイから生まれたビッグプレイだと言われています。

ローレンス・テイラーを語る上で一番有名なのが、QBジョー・サイズマンをタックルし引退に追い込んだ話です。ブラインドサイドからQBサックをし、密集内でジョー・サイズマンの足があり得ない方向で曲がってしまう動画は、ショッキングなものです。ディフェンスは仕掛けるもの、攻撃するものを印象づける最も有名な動画です。

アメフト現地観戦でヒットマンを観る!

アメフト ポジション LB
LBの魅力は「ヒットとタックル」です。大きなOLに対してヒットを繰り出し、ボールキャリアを仕留めます。リーダーシップや勇気が必要なポジションであり、ディフェンスチームを引っ張る勇姿に感動を覚えます。

アメフトのLBについて、そのポジションの特徴をお分かりいただけたかと思います。彼らのプレイ、その勇姿をスタジアムで観ていただきたいです!

アメフトについては「アメフトとラグビーの違い」と「アメフトの試合時間」について別の記事で紹介をしています。こちらも参考にして、アメフトをより詳しく知ってください。

「いつでも、自由に、好きな時に、スポーツ生観戦ができるライフスタイル」を手に入れ、一人でも多くの方が一日でも早くアメリカでアメフト観戦を実現して欲しいと願っています。

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