アメフトとラグビーの違いを3分で解説

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こんにちはMr.レフェリーです。「いつでも、自由に、好きな時に、スポーツ生観戦ができるライフスタイル」を提案しながら、多くの方にスポーツ現地生観戦の魅力を伝えています。

「アメフトとラグビーの違いを教えて。」この質問は、アメフトに関わる全ての人が一度はされた質問ではないでしょうか。私のアメフト人生は大学生からはじまりましたが、親、兄弟はもちろんのこと、彼女、彼女の両親、会社の同僚、上司などなど、アメフトの話題が出れば必ず「アメフトとラグビーの違いは?」というお決まりの質問が出ます。

そもそもこの質問が出る理由として、「アメフトとラグビーが似ている」と一般的に思われているという背景があるのでしょう。
・楕円形のボールを使用するスポーツである。
・体の大きな男たちがぶつかり合うスポーツである。
・大人数で戦うスポーツである。
こんな点が、この2つのスポーツが似ていると思われる理由でしょう。

この2つのスポーツは、元々同じ競技から発展しています。それはサッカーです。
「ラグビー」は、正式名称「ラグビーフットボール(Rugby football)」といい、イギリスで発祥しました。
「アメフト」は、正式名称を「アメリカンフットボール(Amelican football)」といい、イギリスから伝わったラグビーから発展しました。2つのスポーツは、もともとは同じルーツなんですね。だから、似ていて当然なんです。

それでは、アメフトとラグビーの違いを解説していきます!

攻守がわかれているのがアメフト

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「攻守」、「オフェンスとディフェンス」という言い方をします。攻守のわかれは、得点が入るか入らないかを理解する上で重要な要素です。まずは、「アメフトは攻守がわかれている」、そして「ラグビ−は攻守が同時に行われる」が大きな違いのひとつです。

攻守がわかれているスポーツは、野球、ソフトボール、クリケット、アメフトなどです。得点が入るのは攻撃しているチームのみ。それに対して攻守が同時に行われるのが、バスケットボール、ラグビー、ハンドボール、バレーボールなどです。攻撃と守備が目まぐるしく切り替わり、どちらのチームにも得点できるチャンスが常にあります。

例えば家族と団欒をしながら、友人と語らいながら試合観戦を楽しみたい人には、アメフトをおすすめします。攻守が目まぐるしく切り替わる中で、そのゆとりはありませんからね。ある程度得点シーンや注意すべきシーンが分かったほうが良いでしょう。

アメフトは「タッチダウン」、ラグビーは「トライ」

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試合の勝敗を決めるのはもちろん得点です。その得点の仕方とそれぞれ何点入るかを知っておきましょう!

アメフトの得点は「タッチダウン」といって相手のエンドゾーンにボールを持って運ぶか、エンドゾーンで味方からのパスをキャッチすれば得点になります。「タッチダウン」は6点入ります。その後「ポイント・アフター・タッチダウン」に挑戦できる権利が得られます。「ポイント・アフター・タッチダウン」では、①キックでゴールポスト間の上空を通過させるフィールドゴールの1点、②もう一度タッチダウンを成功させ2点、どちらかを攻撃側が選択します。プレイ中にキックで得点を狙うプレイを「フィールドゴール」といい、3点入ります。

ラグビーの得点は「トライ」といいます。相手のゴール領域で地面にボールを接地させることで成立します。「トライ」に成功すると5点入り、その後「コンバージョン」で2点追加する権利が得られます。「コンバージョン」は、トライした地点から自陣方向の延長線上の好きな場所からでき、ボールがゴールポストの間でクロスバーの上を越えると得点となります。

前パスしていいのがアメフト

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審判をしていて最も違うなと感じる点が、前にパスをしていいか/いけないか、というルールです。前パスが許されているのがアメフト、許されていないのがラグビーです。ラグビーの場合は、自分の真横より前の選手にボールを投げると「スローフォワード」という反則となります。

前にパスを投げられる=一気に相手陣内に攻め込める、と考えられますね。アメフトの方が形勢逆転をする一発パスがある分、攻撃チームが一瞬にして得点できるチャンスがあります。逆にラグビーはボールを持った選手が自ら走るか、真横よりうしろの選手にパスをしてつないでいくかしかありませんので、得点が一瞬で入るということはありません。

例えば、試合終盤わずかな得点差で負けているチームいたとします。相手のエンドゾーンまでの距離が遠かったとしても、ロングパス一本で逆転できるチャンスがアメフトにはあるんですよね。審判にとっては、とてもハラハラするシチュエーションです。

「前パスをしていいのがアメフト、人の手でボールを前進させるのがラグビー」と覚えましょう!

アメフトとラグビーの違いを説明する回答例〜観戦デート編〜

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例えば彼女に「アメフトとラグビーって同じように見えるけど、何が違うの?」と質問されたときのベストな回答を紹介します。彼女とアメフト観戦しているシチュエーションで。

彼女:「ねぇねぇ、アメフトとラグビーって同じように見えるけど、何が違うの?」
オレ:「違いは3つあるよ。ひとつに、攻撃と守備がわかれているのがアメフトで、同時におこなわれるのがラグビー。アメフトはボールを持っているチームに攻撃権、つまり得点できる権利があるんだ。野球は攻撃と守備がわかれているのがはっきりしているよね。あれと似ているよ。」
彼女:「へぇーそうなんだ。次は。」
オレ:「得点の名称と入る点数が違うんだよ。アメフトはタッチダウンで6点、ラグビーはトライで5点。それぞれ相手のエンドゾーンに入ることで得点が入るんだよ。キックや反則でも得点が入るけど、特徴的なのはタッチダウンとトライの違いだね。」
彼女「その名前聞いたことある。で3つ目は?」
オレ:「前パスをしていいのがアメフト、それが許されないのがラグビーだよ。アメフトは前に長いパスを投げられるから一瞬で得点が入るときもあるんだよ。でもラグビーは自分の真横より後ろへ出すパスしか許されないから、一瞬で得点できることはあまりないよ。」

そして最後に、
オレ:「でも2つともサッカーから発祥しているんだよ。サッカーからラグビーが生まれて、ラグビーからアメフトが生まれてる。だから似ているんだよ。」
彼女:「へぇそうなんだ、分かりやすい!○○君ありがとう!」

さぁみなさん、彼女とアメフト(もしくはラグビー)観戦に行って、アメフトとラグビーの違いを説明しましょう!

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