人口が爆発的に増えているインドの人気スポーツ

インド 人気 スポーツ
こんにちはMr.レフェリーです。経済成長が著しく、人口増加が続く国インド。国連の経済社会局のレポートによれば、インドの人口は約13億1000万人で、今現在は中国より若干少ないのですが、2022年には両国とも人口は約14億人に達し、以後インドの人口が中国を上回ると予測されている。2050年には、実に17億人にまで増加すると見られています。

数年前に仕事でバンガロールを訪れた際、その人の多さ、車の混雑ぶりには驚かされました。たった数キロの車移動でも、渋滞のため何十分もかかった覚えがあります。それだけ人が多く、活気に満ち溢れていると言えます。インドのスポーツといえば、以前当ブログでも紹介したクリケット。日本では馴染みの少ないスポーツですが、インドではほとんどの子どもたちがプロを夢見てプレイしています。世界から見ても、このスポーツはサッカーに次いで世界第二位の競技人口があるんです。年収が高いスポーツとしても、以前ブログで紹介しました。世界100カ国以上で愛されている球技です。

また、2011年にはEFLI(Elite Football League of India、エリートフットボール オブ インディア)というアメリカンフットボールのプロリーグが発足しています。ここにはアメリカ企業、著名人、元NFL選手などが出資しており、アメリカンフットボールのアジア方面への普及や人材の発掘に力をいれています。

インド国内人気スポーツベスト3

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インド人の友人に、インド国内人気スポーツベスト3を質問してみました。

第1位「クリケット」
インド人の中一番盛り上がるスポーツは、なんと言ってもクリケットです!インドには世界で最も有名なプロリーグのIPL(Indian Premier League、インディアン・プレミアリーグ)があります。英スポーティング・インテリジェンス社の調査によると、IPLで選手の平均年収が最も高いチームはコルカタ・ナイトライダーズで、約420万ドル(約3億4000万円)。欧州サッカーや米4大プロスポーツなど、世界の主要プロチームにも匹敵するほど規模です。プロリーグだけでなくその嗜好は国民一人ひとりに刷り込まれており、男子のほとんどが学校や路地で草クリケットをやっているそうです。

 

第2位「サッカー」
説明の必要はありませんね。世界ナンバー・ワンの人気スポーツです。インド・スーパーリーグというプロリーグもあります。まだまだ発足したばかりで成長過程のリーグですが、欧州の元スーパースターを入団させてのレベルアップを図っている段階です。アレッサンドロ・デル・ピエロやロベール・ピレスらビッグネームがプレーしたことで話題を集めています。スポンサー企業にも、DHLやAmazonなどのビッグ企業が名を連ねています。

 

第3位「ホッケー(フィールドホッケー)」
ナショナルスポーツ(国技)という位置付のようですね。昔からインドでは、ホッケーが盛んで、全国で幅広く行われています。HIL(Hero Hockey India League)というプロリーグがあります。クリケットにも共通していますが、インドは過去にイギリス植民地であったため、クリケットやフィールドホッケーなどのイギリスで人気のスポーツが浸透したと言われています。オリンピックで金メダルをとったこともあるスポーツです。

インド発祥のスポーツ「カバディ」

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「カバディカバディカバディカバディカバディ・・・・・」と連呼しながらプレイする独特なスポーツ。その昔テレビのおもしろ映像コーナーで観た記憶があります。このカバディはインド発祥のスポーツなのです。インドでは「Pro Kabaddi League」と呼ばれるプロリーグもあります。

このスポーツは「獣を捕獲する時に武器を使わず色々な技術を使って囲み捕獲するという捕獲方法」が原点となっているそうです。アルファベットで「KABADDI」と書くのですが、①NOWLEDGE(知覚)、②CTION(動き)、③EHAVIOR(態度)、④CCURACY(正確さ)、⑤ISCIPLINE(訓練)、⑥EVELOPMENT(開発)、⑦NTELLGENCE(英知) の各頭文字をとっているそうです。

ルール動画を見つけましたので、参考にしてください。このスポーツについては私も未知なので、また現地に観戦に行きたいと思っています。

インド・アメフトの挑戦 EFLI(Elite Football League of India)

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冒頭にも書きましたが、2011年にはEFLI(Elite Football League of India、エリートフットボール オブ インディア)というアメリカンフットボールのプロリーグが発足しています。アメリカプロリーグのようにスポーツ興行を実現することを目的として、ビジネスかつエンターテイメントとしてリーグを捉えているようです。出資者として元NFL選手でかつ殿堂入りしているマイケル・アービンや、スーパーボウルでも活躍したカート・ワーナー、ハリウッドスターのマーク・ウォールバーグらが名を連ねています。

2011年に設立後、インド全土でトライアウトが開催され、2012年に初のリーグ戦が開催されました。アメリカンフットボールはまだまだマイナー競技のため、ラグビー選手、クリケット選手などのある程度運動能力の高い選手から選ばれているようです。リーグMVPの選手などの能力の高い選手は、オフシーズンにアメリカへ渡りトレーニングを積んだり、アメリカの下部リーグなどでプレイするなどして新人発掘の機能もこのリーグには課されているようです。インドのアメリカンフットボールに関しても、現地へ行ってぜひとも観戦したいと考えています。

インドのスポーツは発展途上段階

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インドにはクリケットのような世界最高峰のスポーツのスポーツリーグもあれば、インド特有のカバディ、そして発足したばかりのアメフト などのように、様々なレベルのスポーツが入り乱れています。2050年には17億人を突破し世界最大人口になることが見込まれており、スポーツや経済など多方面にチャンスが生まれてくるでしょう。

人口が多いということは、運動能力の高い選手を発見できる確立も上がることにつながります。スター選手が生まれれば、そのスポーツの地位が高くなります。NFLが狙っているのはまさにそこであるように感じます。17億人という人口が動くんですからね、その経済効果はものすごいものだと思います。インドはまだまだ治安や衛生上の問題は低い状態です。実際3年前にインドを訪れた際、利用した駅の汚さには驚きました。牛が普通に町を歩いており普通に糞をします。またトイレ普及率が一般家庭のトイレ普及率は5割以下とのことで、普通に少年が公道で○糞をしていました。まだまだ課題は多い国だと感じています。

インドのスポーツは発展途上段階、まさにその通りです。今後もインドへ行って、現地生観戦を通して新しいスポーツや発展状況を見守っていこうと思います。

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