新ジャンルのスポーツ「eスポーツ」を見逃すな!

e スポーツ
こんにちはMr.レフェリーです。ゲーム大手がコンピューターゲームの腕前を競い合う「eスポーツ」への対応を強化していると今朝の朝刊に掲載されていました。eスポーツのeは「electronic(電子の)」を意味しており、海外ではその愛好家が参加し競い合う大規模な大会が数多く開催されています。愛好家はプレイヤーと呼ばれ、年間数億円を稼ぐプライヤーもいると言われています。

日本のeスポーツの聖地である「E-sports SQUARE(eスポーツスクエア) 」についてのレポートを以前投稿しました。

市場は拡大しつつあると言われているeスポーツ。その規模の大きさと今後の課題について調査してみました。

eスポーツは10億ドルを突破する市場規模へ

e スポーツ
まずはeスポーツの市場規模がどれだけのものかを把握しておきましょう。eスポーツは、欧米や中国、韓国などで広く知られています。サッカーゲームや格闘ゲームなど様々な大会があり、数億円をかけてプロeスポーツプレイヤーが争うものもあります。人気のeスポーツ大会にはインターネットを通じて世界で3,000万人を超える人が観戦するとも言われています。

ゲーム情報メディアの「ファミ通」によると、eスポーツの世界の関連市場は2019年に14年比で5倍以上の10億ドルを突破するとの予測を発表しています。日本国内の据え置きゲーム市場が10年比で3,600億円減少している事実と比較すると驚くべきことです。同じ期間でスマホ向けゲーム市場は約1兆円と3倍に拡大していますが、膨大なゲームがあふれているためヒットへのハードルが高いと言われています。

eスポーツトトッププレイヤーの驚愕の賞金

e スポーツ
eスポーツの特徴として、各地で開催されている様々な世界大会が挙げられます。ITサイバーエージェントの子会社は、日本で初めて大会を開催し、賞金総額700万以上を上回りました。ゲーム大手ネクソンも日本で10会の大会を開催し、eスポーツのプロプレイヤーらの全国リーグも発足しました。

ようやく日本で開催されはじめたeスポーツの大会ですが、世界ではこんなものではありません。eスポーツの有名なソフトに「Dota 2(ドータ2)」という戦略ゲームがありますが、公式世界大会『The International 2016』の賞金総額が19億円を突破しています。賞金は、ゲーム内でアイテムを購入した際の課金の一部が上乗せされていくため、まだまだ伸びていくことが予想されています。eスポーツにおける歴代最高賞金総額の記録を更新しつづけています。

eスポーツのトッププレイヤーはプロゲーマーとして活躍しており、世界には年収が20億円を超えている人もいるようです。大会での賞金に加え、ゲームスポンサーなどのスポンサー料も入り、スポーツのトッププレイヤーのような扱われ方です。

eスポーツの拡大を阻む壁

e スポーツ スクエア
世界ではどんどん拡大しているeスポーツ。それに反して日本国内での認知はそれほどではありません。この理由はなんなのでしょうか?それはズバリ「ゲームを競技としてとらえる意識が薄い」という私たちの考え方ではないでしょうか。実際ゲーム会社の方もそうおっしゃっていました。言いかえると「ゲームってスポーツなの?」という懐疑的な考え方でしょうか。また、eスポーツの大会が注目を集めるには賞金額の多さも影響するため、スポンサー企業をどう確保するかも課題です。それらも全て「ゲームはスポーツなのか?」という認識が壁となっていると考えます。

そもそもスポーツの語源は古フランス語のdesport「気晴らしをする、遊ぶ、楽しむ」であるとされています。スポーツは「体を動かす」「運動」といった体育的なもののイメージが強いのですが、本質は「気晴らしをする、遊ぶ、楽しむ」なのです。その意味からすると、eスポーツはスポーツに入るんですよね。加えて観戦して楽しむこともeスポーツの主たる娯楽性のひとつです。プレイヤーのテクニックや戦術、頭脳を楽しむのも、eスポーツの醍醐味です。そのあたりの認識がもっと広がることで、eスポーツの日本国内での認知度が上がっていくのではないでしょうか。

eスポーツを観戦しよう!

e スポーツ
eスポーツをリードしているのは現在のところ欧米、中国、韓国であり、日本は一歩遅れています。しかし、その波は徐々に日本にも押し寄せており、前述した考え方もだんだんと変わってくるでしょう。日本でもスタジアムの大型ビジョンで映し出されるゲーム画面に熱狂する日が必ず来ると思います。

また、プレイヤーとして参加する道もあります。「メジャーリーグに挑戦!」となると非常に壁は高いですが、インターネット通じてすぐに参加できる気楽さもeスポーツにはあります。もちろんトップを目指すには多くの鍛錬が必要だと思いますが、賞金総額が低い大会などは、誰でもプレイヤーとして参加することができます。

「いつでも、自由に、好きな時に、スポーツ生観戦ができるライフスタイル」のプログラムに、eスポーツ観戦を取り入れてみてはいかがでしょうか。これまでのスポーツ観戦とは違った新しい感動を味わえる可能性があります。

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