プロスポーツを支えるプライベートジェット機チャーターサービス

プライベート ジェット チャーター
こんにちはMr.レフェリーです。「いつでも、自由に、好きな時間に、世界中のスポーツを現地生観戦するライフスタイル」を提案していますが、その究極はプライベートジェット機のチャーターではないかと最近考えています。いろいろなサービス(通称プライベート・ジェット・サービス(PJS))を調べていると、得にアメリカ大手航空会社がこのサービスをプロスポーツチームに提供することで収益を上げていることが分かってきました。その背景には、アメリカスポーツチームの長距離遠征があり、快適な空の旅を提供することで選手たちのパフォーマンスをサポートしていることが分かりました。

普段私たちが利用している航空会社がどのようなサービスをプロスポーツチームに提供しているのか、そしてそれはどれぐらいの価値があるのかを紹介します。

2週間で地球の半周以上を移動するLAドジャース

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まずは、アメリカのプロスポーツチームが普段どれぐらいの移動を行っているかを紹介します。例えば、前田健太選手が所属しているLAドジャース。2016年はプレーオフの地区シリーズでワシントン・ナショナルズと、リーグ優勝決定シリーズではシカゴ・カブスと対戦しました。本拠地のロサンゼルスを含めた3都市を行き来し、2週間で11試合をこなしました。その距離なんと地球半周以上となる2万1,800キロ!選手やスタッフは、試合後シャワーを済ませバスに搭乗し空港へ出発。空港で航空機に横付けされ、すぐに航空機に乗り込みます。この時、球場などで事前にセキュリティーチェックを済ませており、ほとんど時間の余裕がない中での移動となります。スタジアムで素晴らしいパフォーマンスを魅せてくれる影には、これだけの苦労があるんです。

この長距離移動を担うのが、アメリカ航空大手やチャーター専門会社。得にデルタ航空はプロスポーツチームの輸送で50年以上の歴史を持つと言われています。

トップ52チームと契約するデルタ航空

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経済誌フォーブスの2016年版企業ランキングで、アメリカ国内の航空業界トップにランキングされたデルタ航空は、52のプロスポーツチームと契約を結び、プロスポーツチームの輸送で50年以上の歴史を持ちます。MLBでは30チーム中9、NBAでは30チーム中27、NFLは32チーム中9、NHLは30チーム中7。アメリカ4大スポーツは全米が熱狂するコンテンツ。そのスポーツチームという「エリート層」の移動を支えているという実績は、企業価値向上という財産、デルタ航空のブランディング向上として大きな意味があります。

さらに「VIP仕様」という特別なチーム輸送に取り組んでいるとのことです。席の間のスペースを広くとり、前後に回転する席やテーブルを設置。選手たちがより快適な空の旅を過ごせるよう、その価値提供に余念はありません。

今後注目されるプライベート・ジェット・サービス(PJS)

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日本ではあまり馴染みの無い言葉ですが、今アメリカでは「プライベート・ジェット・サービス(PJS)」が注目されており、大手航空メーカーやチャーター専門会社が参入しています。プロスポーツチーム輸送のような特別輸送をはじめ、コンサートで全米を移動する音楽関係者や選挙で移動する各陣営など、さまざまな移動要望に対して提供される輸送サービスです。

デルタ航空のような大手航空会社は、その圧倒的な機体数で勝負します。予定していた機が故障しても、その他の機を代用することで安定したフライトを提供します。反対に小さなチャーター専門会社では、「オーダーメイド」で対抗。顧客の希望を反映させ、内装や設備を施すなど徹底した顧客ニーズに対応することを武器としています。機体はリースでまかなうことができるため、チャーター専門外社でも参入が可能な業界です。

スポーツに関する仕事はいっぱいある!

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11月28日に起きたブラジルのプロサッカーチームの移動便墜落事故は本当に悲しい事故でした。影響力の大きいスポーツ選手達を運ぶビジネスですので、コスト低減による質の低下の無いよう、安全には注意していただきたいところです。

さて、スポーツを支えるものとして飛行機というものも大切だということが分かっていただけたと思います。観客の移動を支えるだけでなく、選手の移動・移動中の快適な時間を支えているんですね。非常に興味深いものです。よく「スポーツに関する仕事がしたい」という学生にお会いする機会があります。その目指すところはトレーナーであったり球団職員であったりと、ほとんどの学生が同一のイメージをしています。日本のプロスポーツだけを見ていては、そのような発想になってしまってもしょうがありません。しかし、世界に目を向けてみればそのイメージは格段に広がります。今回紹介したプロスポーツ輸送もそのひとつではないでしょうか。これ以外にも、まだまだ知らないスポーツに関する仕事は存在します。ぜひ自分の足で現地へ行き、その目で確かめてみてください。「いつでも、自由に、好きな時に、スポーツ生観戦ができるライフスタイル」をそのような機会に応用してみてください。

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