MLBウィンターミーティングで就活!

MLB ウィンター ミーティング
こんにちはMr.レフェリーです。アメリカメジャーリーグはこの時期オフですが、スタジアム外での熱い戦いが繰り広げられています。毎年12月、MLB30球団の代表や代理人らが一堂に会する「ウィンターミーティング」です。ここでは、多くのトレードやフリーエージェント選手の契約がまとまります。この場所ではトレードだけではなく、野球用品の展示会から就活まで、MLBの様々な関係者が集まります。

「MLBへ就職」こんなことは一部の限られた人にしか権利はないと思っている方もいると思います。私もその一人でした。しかし、ここは自由とチャンスの国アメリカ。このウィンターミーティングではMLBへ就職するためのきっかけがあるのです。

MLBの世界への合同就職説明会「ジョブフェア」

MLB ウィンター ミーティング
ウィンターリーグで開催されているのは選手の契約だけではなく、MLBの世界で働きたいという人材を採用するための就活の場もあります。それが合同就職説明会の「ジョブフェア」です。

●職種
グラウンドキーパー主任
●勤務地
テキサス州ヒューストン
●求められるスキル
3〜5年の経験者
●給与
47,500ドル/年俸

これは実際にジョブフェアで貼り出されていた求人です。広大な会場にはこのような求人の貼り紙がズラリと並ぶのです。具体的には、チーム編成部門やチケット販売、マーケティング、スタジアムの売店、チームマスコットまで様々な職種が貼り出されてあります。日本プロ野球でも、これだけの球団関係の求人が貼り出されてある場所はありません。

求人倍率は0.6倍のMLBビジネス

MLB ウィンター ミーティング
2016年12月のジョブフェアは、主催者によると499件の求人があり、大学生を中心に773人の就職希望者が参加したようです。求人倍率は0.6倍。もちろん全員にMLBで働く道が準備されているわけではありませんが、MLBという夢のある職業のわりには、それを実現できる可能性は比較的高いと感じています。

会場には面接用の部屋もあり、控室ではスーツ姿の学生が緊張した面持ちで順番を待っていました。MLBで働きたいという思いは、アメリカ人にとっても格段夢のあるもののようです。

ジョブフェアを主催するMiLB(マイナーリーグ・ベースボール)のジョフ・ランツ広報部門シニアディレクターは「野球界で働きたい熱心な就職希望者が何百人も集まり、球団側は多くの希望者と面接できる。両者にとって非常に便利な機会だ」とジョブフェアのメリットを話しています。

1万人近くが集まる米国野球ビジネスの祭典

MLB ウィンター ミーティング
ウィンターミーティング全体の参加者は7,500人以上で、米国野球ビジネスの「今」が凝縮されていると言われています。合同就職説明会のジョブフェアだけでなく、野球に関する用品を提供する業者が集う「ベースボール・トレードショー」と呼ばれる展示会も開催されています。フェンスや座など球場設備から、野球用具、ユニホームなどのアパレル、球場で販売する食品など、野球場で見かけるあらゆるものが展示されています。

ベースボール・トレードショーへ出展するための出展料はスペースの広さによってことなるが、約15万円〜245万円かかると言われています。日本からもNTTデータがVR技術を使用した製品を紹介しており、「導入交渉をはじめた球団もあり、来たかいがありました。」と担当者は語っていました。業者間での情報交換もできるため、各業者とも手応えを感じていました。

MLBで働くチャンスをゲット!

MLB ウィンター ミーティング
以前のブログで「スポーツを仕事にする!スポーツトレーナーの年収徹底調査!」を投稿しました。スポーツを仕事にする一例としてスポーツトレーナーを紹介しましたが、スポーツに関わる仕事は多種多様です。

スポーツを仕事にしたい学生はたくさんいるでしょう。しかし、日本ではその機会を得られることがほとんどありません。ウィンターミーティングのジョブフェアのように各球団が一堂に集まるイベントがないからです。スポーツを仕事にしたい学生には、ぜひともウィンターミーティングへ参加して、MLBへの道をこじ開けてほしいです。そのチャンスがここにはあります!

コメントを残す