スポーツと食を極める!公認スポーツ栄養士になる

公認 スポーツ 栄養士
アスリートにとって、練習や休息と同じように大切なものは食です。トレーニングで疲れた体を回復させるため、試合でのパフォーマンスを最大化するため、より大きな体を作るため など、食が大切ということは誰しも知っています。

アスリートを食事も面から支える資格として「アスリートフードマイスター」を以前紹介しました。この資格は、里田まいさんやダレノガレ明美さんなどの芸能人が自信のブログで紹介することで、近年注目されてきました。

今回は「公認スポーツ栄養士」という資格を紹介します。フードマイスターに比べると、その目的や難易度が異なってきます。ズバリ、公認スポーツ栄養士はスポーツ栄養の専門家!アスリートを食の面から支えるという意味では、アスリートフードマイスターと共通していますが「違いは何?どうやってなるの?どこの学校で授業が受けられるの?」を紹介します。

公認スポーツ栄養士は、スポーツ栄養の専門家

公認 スポーツ 栄養士
公認スポーツ栄養士のミッションは、食を通してアスリートのパフォーマンスを最大化すること です。そのために、スポーツ選手などの食事管理や栄養面のサポートや指導を行います。

公認スポーツ栄養士
・日本体育協会と日本栄養士会の共同認定による資格、つまり公的な資格であること。
・管理栄養士の国家資格を持っている人のみが取得を目指せる資格であること。

アスリートフードマイスター
・株式会社アスリートフードマイスター が事務局を務める民間資格であること。
・管理栄養士ではなくても誰でも資格取得であること。

公認スポーツ栄養士はの資格の特性上、難易度や取得に要する期間も長いものになります。平成26年7月現在で公認スポーツ栄養士を取得された方は150名程度と狭き門のようです。公的な資格であるため社会的な信頼や専門性が高く、大学・大学院、病院や地方の健康増進センターなどで資格を活かして活躍されているケースがほとんどです。

逆にアスリートフードマイスターはスポーツ栄養の専門家ではなく、アスリートのまわりの家族やトレーナーなどが、アスリートをサポートするために勉強・取得するケースが多いようです。

公認スポーツ栄養士になるには、管理栄養士であることが前提

公認 スポーツ 栄養士
公認スポーツ栄養士になるためには、養成講習会を受講する必要があります。その受講条件は以下になります。

・管理栄養士であること
・受講開始年度の4月1日時点で満22歳以上
・スポーツ栄養指導の経験がある者、または、予定がある者
以上の者のうち、(公社)日本栄養士会、(公財)日本体育協会が認めた者

絶対条件として、管理栄養士であることが必要です。これは、厚生労働大臣の免許を受けた国家資格です。公認スポーツ栄養士を目指す方は、まずはこの管理栄養士取得を目指しましょう。
管理栄養士・栄養士になるには、高校卒業後、管理栄養士養成課程もしくは栄養士養成課程のある大学、短期大学、専門学校に入学し、所定の専門課程を修得して卒業することが必要となります。これらの学校は、管理栄養士養成施設、栄養士養成施設と呼ばれ、全国に管理栄養士養成施設は143校、栄養士養成施設は137校あります(平成27年現在、一般社団法人全国栄養士養成施設協会より)。
管理栄養士は、管理栄養士養成施設で学び、管理栄養士国家試験に合格し、厚生労働大臣の免許を受けて「管理栄養士」になることができます。

公認スポーツ栄養士の養成カリキュラムは 269時間 !

公認 スポーツ 栄養士
公認スポーツ栄養士になるためには、管理栄養士の資格取得後、養成講習会を受講する必要があります。

講習会のカリキュラムは、①日本体育協会が主催するカリキュラム152.5時間、②日本スポーツ栄養学会が主催するカリキュラム116.5時間 の受講が必要です。合計269時間!!アスリートフードマイスター2級コースで8コマ×1.5時間ですので、難易度はだいぶ違いますね。

スポーツ栄養学のプロ、それが公認スポーツ栄養士

公認 スポーツ 栄養士
公認スポーツ栄養士は資格の特性上、「スポーツ栄養学のプロ」と言われています。アスリートへ、食や栄養の面から専門的なサポートを行うことができるこの資格は、スポーツの分野だけでなく、様々な場面での活躍が期待できます。

スポーツチームや選手へのサポートだけでなく、大学院に進んで研究を深める、学校で栄養学を教える、スポーツジムや地方の体育館でレクチャーを行う人もいます。独立するにも有利な資格だと思いますね。

スポーツの現場で働きたいと考えている方は多くいると思います。食を極めた専門家として、アスリートと共に戦う道を選択してみてはいかがでしょうか。

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